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２時間台でフルマラソンを走る人のことを、

マラソンの用語でサブスリーといいます。

つまり、３時間を切るという意味なんです。

サブフォーは４時間切り

サブ５は５時間切りです。

アスリートと自称している、他称されているランナーは

このサブスリーを達成もしくは、

維持するために日々トレーニングを積んでいると言っても

過言ではありません。

そんなランナーの夢、

サブスリーですが、

努力と根性だけでは達成できません。

１キロごとの秒刻みの戦略が必要になるのです。

つまり、１キロごとに３０秒ほどの遅れが続くと

達成が難しくなるのもこのサブスリーの難しさです。

サブスリーのベースとなるペース

サブスリーのベースとなるペースは

１キロ　４分１０秒

です。

スタート時の混雑では、

このペースを維持するのは難しいですが、

前半はこの１キロ　４分１０秒のペースが基本になります。

後半は３０キロからペースが落ちるランナーがほとんどです。

サブスリーを目指すランナーにとって、

前半を１キロ　４分１０秒のペースを刻むことは絶対条件です。

計算だけで行くと

１キロ　４分１５秒でサブスリーは可能なんです。

４分１５秒✖４２km（４２，１９５kmの１９５mは省いて計算）<

２５５秒✖４２＝１０７１０秒

１０７１０秒を分に直すと

１０７１０➗６０＝１７８、５分

１７８、５分を時間に直すと

１７８、５分＝２時間５８分３０秒省いた１９５mを９０秒で走りきると計算上はサブスリーになります。

１９５mを９０秒で走りきるのを１キロに直してみると

１キロ　約７分のペースです。

本当に秒刻みですよね！後半のペースダウンも考慮すると

やはり、１キロ　４分１０秒で前半は走っておきたいですね。

１キロ　４分１０秒で走ると、１キロにつき、５秒の貯金ができます。５秒✖２１km＝１０５秒 １分４５秒の貯金が前半でできます。

結構少ないのですけどね。

各距離での通過タイム

グロスタイムとネットタイムというのがあるのですが、

グロスタイムはよーいドン！と号砲が鳴ってからのタイムで、

ネットタイムは自分がスタートラインを超えてからスタートするタイムです。

大きなレースになるとスタートブロックによっては、

グロスタイムとネットタイムの差が１５分ほどある場合もあります。

しかし、サブスリーを目指すランナーの場合、

スタートブロックがA〜Cまでの場合が多いので、

さほど大きな差にはなりません。

それよりも、スタートしてからの混雑の方が気になるでしょう。

しかし、この混雑も５kmも続かないので、

無理に抜かそうとしないことが重要です。

「どうして無理に抜かそうとするといけないの？」

ストップ&ゴーをすることによって、

後半のペースダウンにつながってしまうからなのです。

なので、

１０kmは４２分

２０kmは１時間２３分

ハーフは１時間２７分

３０kmは２時間５分

４０kmは２時間４７分

ゴールは２時間５８分

これでサブスリー達成である。

でも、なかなか予定通りはいかない。

足がつりそうになったり、

体から力が抜けてしまったり、

だからこそ、挑戦する面白さがあるんです。

「すべてはうまくいっている。」

以上

サブスリー達成のためのレースプランはこれだ！ でした。